診療のご案内
脳神経内科
診療のご案内 脳神経内科
脳神経内科について
安心して頂ける
診察、治療を行なっていきます
運動、感覚、思考、記憶に関して、これまでと比べてうまくいかなくなったとき、診察を通して不調の原因を見極めるのが脳神経内科の役割です。
代表的な症状としては、頭痛やめまい、物忘れなど身近なものから、脳卒中などで突然手足が動かしにくくなるなどの急性のもの、いつの間にか出ているしびれやふるえなど慢性のものまで多岐に渡ります。
診察を通して骨や関節の病気がしびれや麻痺の原因なら整形外科に、手術などが必要なときは脳神経外科に、精神的なものは精神科に紹介することも脳神経内科の役割のひとつとなっています。
主な対象症状について
- 頭痛
- めまい
- 物忘れ
- ろれつが回らない
- 見えにくい
- けいれん
- しびれや痛み
- 筋肉のやせ
- 歩行のふらつき
- 身体の脱力
- 意識障害
- ふるえ・勝手に手足や体が動いてしまう など
脳神経内科が
扱う代表的な5つの病気
- 頭痛
- これまで同じような頭痛を繰り返している場合は、片頭痛、筋緊張型頭痛、群発頭痛などの慢性頭痛が多く生命の危険がないことがほとんどです。治療により日常生活への支障を軽減することが可能です。
急に、これまで経験がないほどの強い頭痛や、熱や手足の麻痺やしびれを伴うような場合にはくも膜下出血、脳動脈解離、髄膜脳炎などの重篤な疾患が隠れている場合がありますので急いで診察が必要になります。 - めまい
- ぐるぐる回るような回転性のめまいと、ふわふわ揺れるように感じる浮動性のめまいがあります。頭の中の問題による(中枢性)のか、耳の平衡器官の問題による(末梢性)のか、その他に原因があるのかを診察によって見極める事が大切です。
- 脳卒中
- 脳の血管が詰まったり、破れたりして、突然脳の機能が障害される疾患です。症状として、手足が動かしにくい、感覚が麻痺する、言葉が出にくくなる、意識が障害されるなどがみられます。脳卒中は発症後すぐの治療によって後遺症状を軽減することが可能な場合があるため急いで診察を受けることが大切です。
高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病は動脈硬化が進行しやすく脳卒中のリスクとされています。たばこ、多量飲酒、運動不足などの生活習慣の乱れもリスクである事が分かっています。障害された脳機能を完全に回復させる事は難しいため、発症を予防する事が重要です。 - 物忘れ
- 「探し物が多くなった」「同じ事を何度も聞いたり言ったりする」「以前より性格が変わったように疑い深くなった」「今までできていた事ができなくなった」など認知機能の低下により日常生活に支障を来たした状態を認知症といいます。
アルツハイマー型認知症などの脳の疾患によるもの、身体の疾患が原因で起こるもの、加齢による正常な変化であるもの、これら複数のものが合併していることもあります。原因を特定すれば根本治療が可能な疾患もあります。また、根本的には治らないとされる疾患でも症状をやわらげたり進行を遅らせる方法があります。 - ふるえ
- 自分の意図に反して、手足や時には頭や声がふるえることがあります。寒冷時や熱発時などの生理的なものもありますが、病気としてみられる際は精神的に緊張した時に増強する本態性振戦や、パーキンソン病などの神経難病、甲状腺機能異常やアルコール性、薬剤性など原因は様々です。原因を特定して治療につなげていきます。
脳神経内科の治療について
将来の日常生活を守るため、
早期発見し、早期治療、再発防止につなげます。
近年脳卒中における急性期の薬剤や血管内治療の進歩で後遺症状を軽くすることのできる患者さんは増えています。
慢性頭痛は薬で予防したり症状を軽減することができます。てんかんについても薬で予防することで日常生活を制限することなく送ることができる方が多くおられます。
原因がよく分かっていなかったり、現時点で治癒を目指す治療法が存在しない神経難病についても日進月歩研究が進み新しい治療法が開発されているため諦めず、専門医と相談して治療を継続することが大切です。対症療法や環境調整、リハビリなどで日常生活を守るお手伝いも脳神経内科の役割です。